世界トップクラスの重機メーカー5社を紹介

重機メーカーにも様々なものがあります。

ここでは重機メーカーとそのメーカーの特長について、5社に絞ってご紹介していきます。

明治23年創業の老舗・クボタ

クボタは明治23年創業の非常に有名な産業機械メーカーです。国内での建設機械の売り上げはトップ3に入ります。

ミニショベルをはじめとした建設に使用する重機だけではなく、トラクターやコンバインなど農業機械においても非常に高い評価を受けています。

建設機械ではミニショベル、ホイールローダーに油圧ショベルが代表的です。

農業機械に関しては、田植え機やミニ耕運機などがあります。その他にも水処理システム、伝送機器といった様々なジャンルのものを扱っています。

安全性が非常に高く使い勝手が良いことはもちろん、ミニショベルなどに関していえば40万台以上という販売実績があります。

多くの利用者に愛され続けるロングセラー製品を製造しています。

建設機械の国内トップシェア・コマツ

コマツは建設機械における国内トップシェアのメーカーです。国内だけではなく世界的にも非常によく知られており、欧米やアフリカ、アジア諸国などにおいても高いシェア率を誇ります。

大正10年、石川県で自家用の建設機械を生産したところから始まりました。

時代は変わったものの、信頼性が非常に高く使いこなしやすい機械を作っているとして、幅広いジャンルで高い評価を受けています。

代表的なものは、建設機械では油圧ショベル、ホイールローダーにダンプトラックといったものが挙げられます。

小型機械としてはミニショベルやフォークリフト、林業においてはフォワーダー、フェラーバンチャー、ボーリングマシンや木材粉砕機といったものがあります。

世界初のハイブリッドシステムショベル、ブレード制御機能のついているブルドーザーの販売など、最先端の重機の制作に優れています。

そのため、日本国内だけでなく世界中で多くの人が使用しています。

ショベルとクレーンの技術を融合・コベルコ

株式会社神戸製鋼所は日本屈指の鉄鋼メーカーとして知られています。コベルコは神戸製鋼所の国際ブランド名で、日本でもこちらの名称の方が馴染みがあるかもしれません。

国内外にグループ企業を数多く展開しており、国際的にもコベルコの名は知れ渡っています。

その中でも建設機械の製造をしている企業がコベルコ建機です。平成28年、コベルコクレーン株式会社を吸収合併する形で経営統合し、新商品開発やグローバル展開力などの強化がされました。

コベルコ建機は低燃費、低騒音をモットーとしています。またショベルとクレーンの技術を融合させるなど、新しいことへのチャレンジ精神にも溢れたメーカーです。

ショベル、クレーンの他にもミニホイールローダーなどを扱っており、また破砕処理機やハンドリング機といったものも代表的です。

世界トップクラスの規模・キャタピラージャパン

キャタピラージャパンは米国において最大手の建機メーカー、キャタピラー社の日本法人です。

キャタピラー社は1925年設立で世界トップクラスの規模を誇るメーカーになります。

日本法人のキャタピラージャパンは以前は三菱グループでしたが、2012年に米国キャタピラー社日本法人として完全子会社化しています。

主に取り扱っている機材は油圧ショベルです。後方超小旋回機、標準機、ホイールローダー、ブルドーザーにコンパクトトラックローダーなど幅広い重機を取り扱っています。

世界的にも認められている理由は、作業性能が極めて高くエンジンや設計においても素晴らしいからです。

また操作性だけではなく、安全性や信頼性といった様々なポイントにおいて世界最高クラスと言えます。

ミニホイールローダーなどの、比較的狭い場所で使用するコンパクトな重機においては特に高く評価されています。

フォークリフトの世界トップシェア・豊田自動織機

日本を代表する自動車メーカーであるトヨタ自動車。そのトヨタ自動車の親会社である豊田自動織器は、大正15年に設立され昭和8年から自動車の製造が開始されました。

ここから産業機器における一大メーカーとして成長を続け、現在では世界トップレベルの自動車製造メーカーとして知られています。

社名からもわかるように、豊田自動織機は元々は自動織機の製造メーカーでした。しかし現在ではフォークリフトにおいても非常に高く評価されており、世界シェアはトップとなっています。

ハイブリッドフォークリフトやエンジンフォークリフトをはじめ、タッカーやオーダーピッカ、リーチタイプフォークリフトなど様々なタイプのフォークリフトを製造しています。

トヨタと言うと自動車メーカーのイメージが強いですが、豊田自動織機はトヨタグループのまさに元祖であり、安全性の高い信頼できる重機を製作しています。

ここまで5社の重機製造メーカーをご紹介してきましたが、いずれのメーカーも世界的に高く評価されていることがお分かり頂けたと思います。この記事がお気に入りのメーカー探しの一助となれば幸いです。