アワーメーターに注目！中古フォークリフトを購入する時のポイントを解説

フォークリフトは様々な現場で便利に使うことができるため、とても人気のある産業車両です。

しかし新品のフォークリフトは決して安いものではありませんので、中古を購入することも多いでしょう。

それでは、中古のフォークリフトを購入する時に押さえておくべきポイントをご紹介します。

アワーメーターで稼働時間をチェック

中古フォークリフト購入の際はいつから、どのくらいの間使用されたのかは必ずチェックしておいてください。

アワーメーターをチェックすることで、そのフォークリフトがどのくらいの時間稼働していたのかを簡単に把握することができます。

基本的には、アワーメーターの数値が少ないほど状態は良いと考えて良いでしょう。

しかしアワーメーターの数値が少ないからといって安心してはいけません。

外観がきれいでアワーメーターの数値も高くなければ、次は細かいところまで自分の目で確かめなくてはならないのです。

異常がないか目視確認する

アワーメーターの数値をチェックした後は、内部の構造や足回りなど細かい部分もしっかりとチェックするようにしてください。

そうすることによって、より状態の良いフォークリフトを選ぶことができます。

アワーメーターの数値だけを見て状態が良いと判断してしまい、故障車をつかまされることだってあるのです。

隅々まで確認してから購入に踏み切りましょう。

しっかり整備されているものを選ぶ

フォークリフトを購入する時は、きちんと整備されているものを選ぶようにしてください。

整備が徹底的に行われているものでなければ、後々になって故障箇所が出てきてしまいます。

仮に稼働時間が短いとしても、かなりの重量のあるものを毎日大量に運んでいたようなフォークリフトの場合はそれだけ早くガタが来るのです。

そういったことからも、購入をする前に整備状況を確認し、そのフォークリフトが今どのような状態なのかを明確にしておかなければなりません。

また、年次検査ステッカーも忘れずにチェックしてください。ステッカーの日付をチェックしておけば、いつ検査を受けたのかを簡単に把握することができます。

バッテリーの状態も忘れずにチェック

フォークリフトはものによって、エンジンだけではなくバッテリーで動くタイプもあります。

バッテリー車は非常にランニングコストが安いため人気があります。電気自動車と同じようなものであると考えて良いでしょう。

ただし、バッテリー自体にかかるコストは高額ですので、中古のフォークリフトでバッテリーに異常のあるものを選ばされてしまうとかなり苦労してしまうことになります。

安くフォークリフトを購入したもののバッテリーが既に使い物にならず、動かすことができないとなればかなりの費用をかけて修理しなければならないため注意が必要です。

本当にお買い得か確認することが重要

フォークリフトは高額なものですので、できるだけ中古を選びたいと思うものですよね。

しかし、新品と比較して本当にお買い得かどうかはしっかりと確認しなければなりません。

たとえ安くても古すぎるものは避けるべき

中古で購入する際は、古いものであればかなりお買い得に購入することができます。

ただし古いものは、それだけフォークリフト自体に蓄積されているダメージも大きいものです。

いくら安いからといって、どのくらいの整備が必要なのか、部品を交換する必要はないのかといったことをしっかり考えずに購入してしまうと、初期費用を抑えることはできても、その後のメンテナンスや修理にかなりのお金が必要になる可能性もあります。

単に「安い」ということと「お買い得」ということは似ているようで全く違います。良いものを安く購入できて初めて「お買い得」なのですから、中古フォークリフト購入の際には注意したいものですね。